赤ちゃんの目線、子どもの目線

保育園でベビーヨガをさせて頂いていた時。
打ち合わせでふと、先生がこんなことを言っていました。

「最近の子は1歳になるまでに歩いちゃう子が多いんですよね~
もっとゆっくりでいいんやけどなあ・・・」

確かに年々多いのかも☝︎

周りに少しでも成長の早い子がいると、ついつい焦っちゃって
我が子にも「早く、早く」となるママが多いんですよね。。

赤ちゃんは首が据わって
寝返り、ハイハイしてつかまり立ちをしてゆっくり歩き出します。

重力とバランスをとりながら、
内臓機能や身体を支える筋肉を養いながら、発達していきます。

もちろん生まれつき大きい子や小さい子で個人差はありますが・・・

「ハイハイ」は足腰を鍛えるとってもいい運動。
最近の赤ちゃんは「ハイハイ」期間が短く、すぐに歩き出してしまうそうです。


その原因の一つは、
赤ちゃんが大人の目線に合わせたがること。
パパやママと同じ景色を観たいと思う気持ちからでしょうか。


でもそれは逆に言うと、
私達大人が赤ちゃんの目線に合わせて
暮らせてないということ。

今はテーブルやソファが主流。
床に座って過ごす暮らしが少しずつ
減ってきていますよね。

2人目ちゃんが1人目の子よりも成長が早いのは
パパ、ママに加えてお兄ちゃんやお姉ちゃんと
早く同じ目線になりたいという気持ちの現れかもしれません。


これも好奇心旺盛な子とゆっくりさんでまた変わってくるのですが。


我が家の長女は今7歳。
寝返りをしたのはなんと8ヶ月・・
かなり焦りました!
初めての育児で育児書通りにならないなんて!!笑


お座りやつかまり立ちは普通にしてたのに、
寝返りだけはどうしても時間がかかりました。

「運動神経が悪いんじゃないか?」
「諦めの早い子なのか?」と
不安になることもしばしば。
ハイハイしても後ろにさがっていく…
ということも。

今思えば、とっても慎重でゆっくりな
性格ゆえのことだったんだなぁと
長女を見ていて思います。


そして私1人が焦っていた0歳児の貴重な時間を今とても後悔しています。


1歳までほんとーーーーーに、あっという間。
心配しなくてもよっぽどのことがない限り、
1歳過ぎるとどこへでも勝手に走り回ってくれます。

成長が早いのが良くて、
遅いのが悪いわけでもなく。

成長が早いのが悪くて、
遅いのが良いと思ってるわけでもなくて。

1番そばにいるママには焦らず
ゆっくり見守ってほしいなぁ、と思うのです。

「まだ首が据わらないんです」
「まだ歩き出さないんです」
というママの相談をよく聞きますが、大丈夫です。

まだ首が据わるよう首周りの筋肉が準備できてないだけ。
無理に据わらせようとすると、絶対に支障がでます。
お座りもまた同じ。
歩き出すのも、心の準備が出来たら必ず自分でコツを掴んで歩き出します。

お産のタイミングもそうですが、
首がすわる時期やお座りの時期、
ハイハイや歩き出すタイミングを決めるのはいつも赤ちゃんです。

これからママになる人や、
0歳児の育児をしている人は
ぜひ我が子の成長をドーンと構えて
ゆっくり見守ってあげてほしいな、と思います。

そしてたまには子供と同じ目線で
いてあげて下さい。
私もそうですが、上から見下ろすと
ついつい上から目線で文句ばかり
言ってしまうような気がします。

一緒に寝っ転がったり、
何かを伝えたいときは
しゃがんで目線を合わせる。

同じ高さになると、何か気付くことがあるかもしれません。

私は子ども達がズリバイしている時に
一緒にズリバイをしていたら
ソファの奥にしばらく見てないオモチャを見つけたりしました。笑

我が家の長女。
当然ですが、今はちゃんと寝返りが出来ています。

長女が生まれた時、割と古めのハイツに住んでいて。
テーブルより床で過ごすことが多かったのもあって、
家のどこにいても私を近くに感じられた長女には
寝返りの必要なんてなかったんだろなって次女や息子をみて思います。
(長女の運動神経については触れずにいますね笑)

子ども達がなかなか言うことを聞き入れてくれないな・・って思う時。
ぜひしゃがんで同じ目線になってみて下さい(^^)

表情からいつもと違う何かを感じるかもしれないし、
安心して本音を話してくれるかもしれません。

それでも上手く伝わらないなって時は
また別のアプローチを考えましょ☺︎︎

長くなりましたが、最後までお読み頂き、ありがとうございました。



ママラボ

一般社団法人 ママと子どもの子育てラボ 子育てはいつも実験であり、 研究である。 という気持ちでいると子育てが少し楽になるかも☻

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