子どもの好き嫌い~その2~

前回の続き。

好き嫌いはない方が困らなくていい。

でもあったらダメか?というとそうでもないです。
という話し。

じゃあ、好きなものだけ食べさせてたら
それでいいの??
と、思われるかもしれませんが‥



本人が口にしたくない!と言ってるものを

無理やり食べさせることに、何かメリットはありますか?


ということ。

どれだけ手が込んでても。
有機野菜たっぷりの栄養あるものも。
天然の調味料を使っていたとしても。
それが無理やりだと
身体にとっては何の栄養にもなりません。

嫌いなものは食べないなんて
そんなわがままに育てなくない!
好き嫌いが多いなんて思われたら可哀想!!

それって結構親の都合!!です。


子どもが他人様からそう思われて困るのは意外と大人の方。


食のことを勉強し始めた頃の私は
何かに取り憑かれたように

あれもダメ!これもダメ!!!

と、制限ばかりでした。

ファーストフードはダメ!
チョコなんてダメ!
ラムネなんてダメ!!
野菜は食べなきゃダメ!!
好き嫌いなんて言ってたらダメ!!!


とにかく何でもダメダメ!!な親でした。
娘は、特に長女なんかはとても辛い想いをしていたと思います。


自分の時間を割いて作ったものを食べないなんてありえない!
と、ずっと娘に押し付けていました。


ある日、仕事で遅くに帰って来た主人が
インスタントの焼きそばを買ってきたことがありました。

主人が娘に焼きそばをあげたので
止めようと思ったら‥

とっても嬉しそうな顔をして

「美味しい!!」

って言ったんです。


娘の顔を見たとき、
私は何も言えませんでした。

なんて嬉しそうな顔をしてるんだろう。
ただただそう思いました。

我が家の食卓からは消えていた笑顔でした。


食事には、
食卓には、

やっぱり笑顔が必要。

そう実感した日でした。



少し、脱線しましたが‥

ママはいつも、子どもの健康、
家族の健康を想ってご飯を作ってますよね。
だから、食べてもらなかったらやっぱりちょっと悲しい。


でもね。
前記事「子どもの好き嫌い」でも少し触れましたが、
食べないのは、経験不足なだけ。


だから、ママは形を変え味を変え、
工夫しながら食べない食材を出し続けてあげてほしいんです。


ホウレン草のおひたしがダメなら、白和え。
白和えがダメならベーコンと一緒にソテー。
ソテーがダメならシチューやカレーに入れちゃう。
それでもダメなら、もうハンバーグしかない!笑


これならいけるか!?
これは、ダメか‥
じゃあ次はこれで!!
を、繰り返して食卓に出せばいつか
何かでヒットするかもしれません。

お料理の得意なお友達に教えてもらってもいいかもしれませんね。


これならいけるのか!!
が、わかればまた自信にもなります。


大切なのは好き嫌いなく何でも食べるようにすること。
ではなくて。


何が好きで何が嫌いかを知ること。

そして一緒に克服すること。



でも、克服できなくてもいいんです。

私たちみたいに大人になったら美味しいと思える時期が来るのかもしれないのだから。


食べないことや、残すことにフォーカスするのではなく、

「今日は半分食べれたね!」
と、出来たことにフォーカスしていくととっても楽になると思います。

あと、残すことにフォーカスしやすい人は少量ずつ器に盛ってあげてもいいかもしれません。
器が空っぽになるとこちらも嬉しいし子どもも達成感があって嬉しいですよね。



我が家の娘達は‥

小さい頃は、食感がイヤ!!と嫌っていたきのこ類。

今では大好きですよ(^^)

食べなさい!と催促していたこともありました。
食べたくない、と言われたこともあるし、
噛みきれないから、と吐き出されたこともありました。

それでも食卓に出し続ける。


次女は、離乳食からよく食べていたジャガイモが今は苦手。
(ポテトフライにしたら食べる笑)

なので、子どもの好き嫌いをいちいち気にしていたら身が持ちません。

苦手な食材はいつか食べれるようになるかもしれないし、
今食べているものもいつか食べなくなるかも??

だから、とりあえず食卓には出し続ける。
そして、1口だけでいいから〜と食べることにチャレンジしてもらう。

食べられたらご褒美にデザートをプレゼントしてもいいかもしれません。

↑↑↑
そんなことしたら、ご褒美がないと何も食べなくなる!!と思われるかもしれませんが、
この際もういいじゃないですか。

子どもが頑張ってチャレンジしたんです。
それを褒めてあげてください。

そして、子どもがチャレンジできるよう色んな策を考えてみて下さい(^^)


まとめると、、

・嫌いな食べ物がある、というよりは経験不足な食べ物がある、と考えてみる。
・形を変え味を変え、食卓には出し続ける。
(子どもが食べなくても親が美味しそうに食べてるとよりベター)
・少量ずつ器に盛り付けてみる。
(達成感を味わうため)


私にも苦手な食材はあります。
栄養があるから食べた方がいい!
なんて言われても無理。
それとこれとは別!!
それなら違うもんで栄養補給するわ!と思ってしまいます。笑

子どももそれでいいんじゃないかな(^^)

子どもの好き嫌いは、親を困らせるためにしていることではないはずだから。

肩の力抜きましょ⠒̫⃝♡*



ママラボ

一般社団法人 ママと子どもの子育てラボ 子育てはいつも実験であり、 研究である。 という気持ちでいると子育てが少し楽になるかも☻

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